防災対策について

講師 東京大学教授 生産技術研究所都市基盤

安全工学国際研究センター長の目黒 公朗氏

ズバズバと歯に衣着せぬトークが心に

刺さりました。内容はBCP対策について

BCPとは(Business Continuity Planの略)

直訳すると事業継続計画

地震や台風など自然災害や火災などの有事が

発生した場合に企業や団体が事態にどう対処し

事業を復旧させるかなどの計画策定をする事です。

当然新型コロナウィルスの様な疫病対策もです。

2011年3月に発生した東日本大震災を契機に策定

された企業さんも多いとお聞きしました。

組織や会社での防災優先順位

①自分自身nの命と安全

②家族の命と安全

③親戚・地域の仲間の命と安全

④職場や会社の仕事

確かにと思いましたがこれを日頃から社内で

徹底されているのか?と思いました。

東日本大震災が発生した時に私は埼玉県さいたま市

の商社に勤務しておりました。2回の大きな揺れに

びっくりして皆不安な顔をしておりました。

しかし特に社長や役員から指示も無く定時まで

職場におり帰宅をしました。

帰宅時に電車は止まっておりタクシー、バスは

長蛇の列、帰宅が困難な家族を迎えに行く車で

道路はどこも大渋滞が起きてました。

こんな事なら会社に一晩泊まっていれば良いのにと

後から思いました(トイレも水道もあるし)

これが災害時のマニュアルがあるか無いかの

企業の差と目黒教授も言っておりました。

例え話に

東京電力福島第一原子量発電所のSBO

(全電源喪失)の事案を例えてお話しされました。

映画Fukushima50より

冷却水が無く海水注入の判断が出来ない!

(そりゃそうだ数千億円がパーですから)

こんな事、現場では個人が判断できないし

優秀な人が居ても居なくても判断できる

マニュアルが大切と言う事です。

地震ってどの位発生してるの?

気になって地震がどの程度発生しているのか

調べてみました。気象庁の地震データベースです。

気象庁地震データベース

2011年3月11日に発生した東日本大震災から

最大震度5以上を資料にまとめてみました。

最大震度5以上で抽出してエネリードで作成

なんと最大震度5以上がこの10年間で95回って!

新築住宅の耐震構造だとか既存住宅は耐震診断

また防災に対する意識は常に高くしないとと

改めて思いました。

これから起こる可能性が高い災害のお話もされて

おり南海トラフ沿のM8クラスの地震群

(地震が多発)

首都圏直下型地震

損害額で言うと(過去と比較)

阪神淡路大震災 GDP2.3%の約10兆円

東日本大震災 GDP約3~4% 約17~20兆円

首都圏直下型地震 GDP約20% 約95兆円

南海トラフ沿M8地震群 GDP約40% 約220兆円

凄過ぎてビックリしました。

更にビックリしたのが地震後に出る災害ゴミの量

日本中のゴミ焼却炉を全て使っても8年以上

かかるそうです。

改めて内閣府が作った被害想定を見ました。

南海トラフ巨大地震の被害想定について

最後に

目黒教授はこんな事をおっしゃってました。

BCP対策で重要なのは日頃の設備で

どこまでどう対応できるか。

防災でしか使えないものは企業として採用し辛い。

いつも使えるものが災害時に役たつのが

好ましいと!私の頭に浮かんだのは当然

太陽光発電と蓄電池や電気自動車、V2H

資料:エネリード作成

結局ここに話が行きますが頭の中でそうだよな~

が10回くらいでました(笑)

本日も最後までお読みくださいまして感謝です。

投稿者プロフィール

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エネリード
省エネルギー製品販売を支援する株式会社エネリードの代表の狩野です。社名の由来はエネルギーを通して企業や人を導くという意味です。住宅産業はネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化の時代をいち早く導くことが必要です。そのために太陽光発電、オール電化、蓄電池など販売研修事業やまたコンシューマ向けセミナー支援を行っております。
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